ご依頼内容
「自宅に眠っているお気に入りの生地があるのですが、
この生地を使って、持ち込みのコートを参考に
素敵なコートを仕立ててほしいです。」と、
お色味が大変素敵で上質なお気に入りの生地で、
コートをお仕立てするご依頼をいただきました🧥
当店はデザイン・型紙・縫製を外注せずに
一貫してお仕立てしておりますので、
お客さまの細かなご要望を叶えた
理想通りのお仕立てをお届けできます✨
今回のご依頼も、お客さまの理想のイメージを
実現できるように全力でお仕立てさせていただきます!💪
作業内容
- まずはお客さまのご要望を丁寧にお伺いしながら、
お仕立てするコートのデザインイメージを固めていきました。
お持ち込みいただいたコートはお客さまの知人からもらった
オーダーメイドコートで、大まかなデザインはお客さまも
好みではあるものの、ダブルのボタン同士の幅が狭すぎることや、
衿が不要でもっとスッキリしたデザインにしたいということ、
丈もお客さまの身体のサイズに合わせたいこと、
ボタンは持ち込みの生地を使ったくるみボタンにしたいことなど、
細かなご要望を念入りにお伺いし、デザインを考えて
ご提案致しました。また、仮縫いのフィッティングは
仮縫い用の生地でなく、お持ち込みの生地で形を仮で作って
仕上がりイメージを確認したいとのことでしたので、
その様にご対応をすることを承りました。
全てのご確認にご了承をいただき、お仕立てのご依頼を承りました。 - お預かりしたコートを細部まで採寸し、型紙に写して、
仮縫い用の型紙を作ります。そのまま写すだけでなく、
お客さまのご要望に沿った形に細部を調整しながら写します。
お洋服の作りや仕様の意図を正確に読み解いて、
型紙を作り直すため、職人の深い知識と経験が必要となります。
写し終えた型紙を丁寧に切り抜いて、仮縫い用の型紙の完成です。
- 作った型紙に合わせて、生地を切り抜きます✂
お預かりした大切な生地を無駄にしないように、
パーツを切り抜く位置を考えながら、
丁寧にはさみを入れていきます。
- 仮縫い後の修正の目印になる印を付けます。切り躾付け(きりじつけ/きりびつけ)という工程です。
お預かりした生地に目印を付ける際、チャコ(裁縫用のチョーク)では印が消えてしまい、
濃いペンではシミになってしまうため、しつけ糸を生地の要点に縫い込んで、
小さな点の印になるように一つ一つハサミで丁寧に加工していくというひと手間です。
この工程を手を抜かずに丁寧に行うことで、お客さまの大切な生地を傷つける事なく、
お客さまのお身体に合わせた正確なお仕立てをすることができます。
- 作成した各パーツをしつけ糸を使って手縫いで組み立てます🧵
仮縫い用でも正確にフィッティングができるように、
手を抜かずにこだわって縫い合わせます。
- お客さまにご来店いただき、仮縫いしたコートを
ご試着いただきました。お客さまは仮縫いの仕上がりに
「これを着て昔好きだった人に会いに行こうかしら✨」と、
とってもウキウキしておられました🥰
フィッティングで細部の調整とお客さまの
ご要望のすり合わせを行い、完成の形を定めました。
- フィッティングで確認した調整に合わせて、
型紙を修正します🖊
細部の調整を謝ることのないように、
念入りに確認しながら修正を進めていきます🔍
- 修正した型紙の余白を丁寧に切り取り、
細部に工夫を入れて、型紙の最終形の完成です✨
- 完成した型紙に仮縫い用に作ったパーツを合わせて、
パーツの形を完成形に整えます。
- 作成したパーツの要所に、伸び止めテープや芯地をしっかりと
貼り付けます。この細工をする事で、お洋服の強度が上がり、
型崩れしにくくなります。お洋服の普段は見えない裏側も
手を抜かず、お客さまの気持ちを考えて、丁寧にお作りします💪
- 見返し(前身頃の端の裏側のパーツ)を作ります。
裏側も手を抜かず、綺麗な仕上がりになるようにこだわります。
- お袖口を作ります。お客さまの理想のデザインになるように
細部を妥協せずにを確認しながら仕上げます。
- 完成した表地の各パーツを組み立てます。
ミシンだけでなく細部は手縫いで繊細に仕上げます。
着心地や出来上がりの形が最善になるように、
工夫と確認を繰り返しながら形を作ります。
- 次に裏地を作ります。表地の型紙をもとに新しく裏地の型紙を作り、
型紙の通りに裏地用の生地を切り抜きます✂
- 表地に裏地・見返しを縫合して組み立てます。
着心地や見た目が悪くならないようにように、
寸分の狂いもなく縫い合わせていきます。
- 裾を仕上げます。表地と裏地をミシンと手縫いで丁寧に縫い合わせます🪡
縫い合わせた後に裾の裏側の端の表地と裏地に千鳥がけをします。
お客さまに感動をお届けするために、細かな細工も怠りません💪
※千鳥がけ(千鳥縫い)とは:
糸を交差させながら縫っていく縫い方です。
手間がかかる分しっかりと布を押さえられるので、
他の縫い方に比べて丈夫に仕上がります。
ずれやすい生地や厚い生地の端処理に使う縫い方です。
縫い目もきれいで飾り縫いのように仕上がるので、刺繍にも活用されます。
- ボタンホールを作ります。
一度穴を開けると取り返しが付かないため、
細心の注意を払いながら位置を正確に測り、
穴を開ける位置にチャコで印を付けます。
印の位置にほつれ止めと枠作りのミシンをかけて、
専用の工具で慎重に穴と切り込みを作ります。
最後に手縫いでかがり縫いをしてボタンホールの完成です🙆♀️
※かがり縫いとは:生地の端がほつれないよう布端を糸で巻き込むように縫う縫い方です。
- くるみボタンを作ります。裁断の際に余った生地の切れ端に
チャコでボタンの円を寸法通りに描きます🖊
描いた円をハサミで綺麗に切り抜き、
専用の工具でくるみボタンに加工します。
ハンマーでたたく加減を気を付けながら、
綺麗なくるみボタンになるように一つ一つ
気持ちを込めて作ります💐
- 作成したくるみボタンをコートに縫い付けます。
一つ一つ狂いのないように、丁寧に手縫いで縫付けます。
- 最後に全体を念入りに確認し、アイロンで綺麗に整えて、
お仕立ての完了です✨
ご依頼完了時コメント
今回はお持ち込みのコートとお気に入りの生地を使って、
お客さまの理想のダブルコートをお仕立てするご依頼でしたので、
お客さまのご要望を細部までくみ取れるようにお打合せと
仮縫いのフィッティングを通して、仕上がりイメージのすり合わせを
徹底いたしました。また、お洋服の目立たない細部や中身の細工も
こだわり抜き、お客さまがお仕立てしたコートを長く愛用出来るように
全力を尽くしました💪
お渡しした際のお客さまは、
「うわぁーこんなに綺麗に…どうもありがとう🥰」と、
大変お喜びになられていました✨
洋服のお直し まつなが をご利用いただきありがとうございます🌈
またのご利用を心よりお待ちしております🌸
洋服のお直し まつなが では、お洋服やニットはもちろん、
着物のリメイクや、ぬいぐるみ、ネクタイ、カーテンなどの
その他布製品の「こんなの直せるのかな…」
「こういう風にしたいけどできるのかな…」などの
お客さまの様々なお困りごとやご要望を何でも受け付けております🙆♀️
少しでもお考え事がございましたら、
いつでもお気軽にご来店・お問い合わせくださいませ📞
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当店では裾上げ・丈つめ・ウエストの調節・ファスナーや肩パッドの交換・ボタン付けなどの基本的なお直しはもちろん、袖や襟の作り直しや裏地の交換などの大規模なお直しから、婦人服やドレスのオーダーメイドまで幅広く承ります。
お子さまの浴衣やネクタイ、その他小物などの洋服以外の布製品も対応いたします。
経験豊富なスタッフがお客さまに寄り添ったコミュニケーションを大切にし、ご要望をしっかりとお伺いした上で最適なご提案をいたします。ご相談、お見積りは無料で承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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